少年サッカーの審判ならではの審判の備忘録です。
厳密に書くと、文章が長くなりすぎますので、簡略化して書いています。
間違いがあればコメントより教えて下さい。 
審判をする前に一読しましょう。 


第1条 競技のフィールド

少年サッカーの試合についてはフィールドの大きさ(タッチラインとゴールラインの長さ)は正確に規定されたものはないため、ここでは全国少年サッカー選手権などの公式戦で使われているサイズを記載しています。

項 目 少年サッカー
 タッチラインの長さ※  66m~78m
 ゴールラインの長さ※  48m~54m
 ペナルティエリア  ゴールポストから12m×12m         
 ゴールエリア  ゴールポストから4m×4m
 センターサークルの半径  7m
 ペナルティアークの半径  7m
 ペナルティマークからゴールラインまでの長さ      8m
 ゴールの長さ  5m
 ゴールの高さ  2.15m

 


第8条 プレーの開始および再開

 (1)キックオフから直接得点することができる。

 (2)他の競技者がボールに触れる前にキッカーがボールに再び触れた場合
   ⇒違反地点から相手の間接フリーキック
 (3)ドロップボール
   ⇒特に低学年等の場合、ぶつかった、ボールが当たった等においては早目に停止し安全を確認する。ドロップボールで再開。


第12条 ファウルと不正行為
 (1)直接フリーキック
   ⇒6項目(不用意に、無謀に、あるいは過剰な力)
     ● 相手をける、またはけろうとする
     ● 相手をつまずかせる、またはつまずかせようとする
     ● 相手に飛びかかる
     ● 相手をチャージする
     ● 相手を打つ、または打とうとする
     ● 相手を押す
   ⇒4項目
     ● ボールを奪うために相手にタックルをし、ボールへ触れる前に相手に接触する
     ● 相手を抑える
     ● 相手につばを吐きかける
     ● ボールを意図的に手で扱う(自分のペナルティーエリア内のゴールキーパーを除く)

 (2)間接フリーキック
   ⇒4項目(ゴールキーパー)
     ● ボールを手から離すまでに、ボールを手でコントロールしている間に6秒を超える
     ● ボールを手から離して、そして他の競技者が触れる前に、そのボールに手で再び触れる
     ● 味方競技者によって意図的にゴールキーパーにキックされたボールに手で触れる
     ● 味方競技者によってスローインされたボールを直接受けて手で触れる
   ⇒4項目
     ● 危険な方法でプレーする
     ● 相手の前進を妨げる
     ● ゴールキーパーがボールを手から離すのを妨げる
     ● 競技者を警告する、あるいは退場させるためにプレーを停止する、12条のこれまでに規定されていないその他の反則を犯す


第11条 オフサイド

 (1) ゴールキックコーナーキックスローイングオフサイド対象でない


 第15条 スローイン

 (1) スローアーがボールに再び触れた場合(手による場合を除く)
   ⇒違反地点から相手の間接フリーキック

 (2) スローアーが意図的にボールを手で扱った場合
   ⇒違反地点から相手の直接フリーキック。ペナルティーエリア内は、ペナルティーキック。 

 (3)相手競技者がスローアーをアンフェアに惑わせたり妨げたりした場合
   ⇒反スポーツ的行為でイエローカード

 (4)その他の違反
   ⇒相手チームのスローイン   


 
第16条 ゴールキック 

 (1)ボールがペナルティーエリアの外に直接けりだされなかった場合 
   ⇒ゴールキックのやり直し 

 (2)インプレーになってキッカーが連続で触る(手以外) 
   ⇒違反地点から相手の間接フリーキック 

 (3)インプレーになってキッカーが意図的にボールを手で扱った場合 
   ⇒違反地点から相手の直接フリーキック。ペナルティーエリア内は、ペナルティーキック。 

 (4)その他の違反 
   ⇒ゴールキックのやり直し